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はりまシーサイドロード :相生~岩見 [touring]

室津港

たつの市・御津町室津

昨日の続きです。
相生湾から走ること約30分。長閑な海の向こうに室津のある岬が見えてきました。


14:45 いよいよ待望の街中に入ります。
播磨灘に突き出た港町、室津。1300年の歴史があり、古くから天然の良港として有名ですが、「播磨風土記」によると、「風を防ぐこと室のごとし」なので室津と名づけたそうな。
三方を山で囲まれた港は今も、当時の面影をしのぶことができます。
また室津は、遊女発祥の地とも言われ、街のあちこちに遊女にまつわる伝説が残っています。

室津港


室津港では、春はいかなご、夏は鰆に鯵に鯖に穴子、秋は渡り蟹にシャコ、冬は牡蠣と年中を通して新鮮な魚介類を水揚げしています。
その自慢の海産物をアピールするため、土・日には漁協で「魚々市」(とといち)を開催しているようです。
国道の入口から集落の先にある賀茂神社まで、石畳が約800メートル続き、狭い道の両側に古い木造の町家や商店が立ち並び、路地の間からは港に係留された漁船が揺らめいているのが見えます。


左:豪商「魚屋」を改修した室津民俗資料館。本陣として残った民家を利用しています。
右:なかなかレトロな室津の診療所。
 
賀茂神社の桜

岬の南に鎮座する賀茂神社。
京都の加茂神社の別宮にあたり、五社殿と唐門・回廊は、国の重要文化財だそうです。


賀茂神社の山門にて

そして、シーボルトも絶賛した賀茂神社からの展望

家島諸島や小豆島が見渡せます。
オランダ商館の医師シーボルトが、この賀茂神社からの播磨灘の眺めを「日本で最も美しい景色の一つ」と讃えています。

懐かしい感じのする路地

街をぐるっと一周し、なんだか懐かしい雰囲気の室津ともいよいよお別れです。

国道250号線に戻って、岩見まで「はりまシーサイドロード」を快走です。
特に岩見と室津の間はカーブの多いことから「七曲り」と呼ばれ、瀬戸内海の絶景を眺めながらの人気のドライブコースです。
僕の自転車のすぐ横には、オープンカーのカップル(もちろんデート中)、ツーリングの大型バイク等、みんな気持ちよく走っていました。

たつの市・御津町岩見

15:49 アップダウンの続いた「はりまシーサイドロード」の終点、岩見の街に到着。

岩見港

岩見には300mの高台に「岩見梅林」があります。
眼下に岩見港、遠くに家島群島や小豆島など美しい瀬戸内海を眺望できる梅林ですが、近くには、梅の本数で西日本一といわれる有名な「綾部山梅林」もあります。

海はここまでで、この先はひたすら国道250号線を走るのみ。
休憩無しで、2時間強ぶっ続けで走り、18:00播磨町の事務所に帰りつきました。

本日のデータ 走行時間3:53 走行距離70.66 Av18.1 Mx42.2 総走行距離891.0


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