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大阪渡船ポタ 後編 [pottering]

千歳橋と渡船場
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大阪市大正区・鶴町

さて、渡船ポタは後半です。

前半4つの航路を渡り終えて着いたのは、またまた大正区。
木津川渡船を降りて、約10分。
第5チェックポイント。船町渡船場にやってきました。

船町渡船場
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大阪市大正区・船町

8つの航路ではここが最短。岸壁間75メートル。
昭和20年代後半から30年代には、この川幅が狭いことを利用して対岸まで船を連ね、その上に板を敷いて人や自転車が通行していたそうですよ。

待合所
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ブルーの船体が綺麗ですね。
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乗船時間が迫るのに、今回は誰も来ません。
結局、乗客は僕一人。

たった一人の乗客を乗せて、船は行きます。
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貸切ですな。

千歳渡船場
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大阪市大正区・鶴町

第6チェックポイント。ここは長めの岸壁間371メートル。
航路横には大きな青い橋(千歳橋)が架かります。

澪標
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有名な大阪市章。澪標(みおつくし)です。
澪標とは、源氏物語の時代から、航路を示す標識のこと。

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大阪市営・渡船乗り場にはピッタシのシンボルマークですね。

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美しい千歳橋の下をゆっくり渡りながら、船が着くまでの間、大阪の春を満喫していました。
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第7チェックポイント。甚兵衛渡船場
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大阪市大正区・泉尾

前の千歳渡船場からは約5分と自転車では近い距離。
土曜の昼下がり、中学生の友達仲間、赤ちゃん連れの母親、テニス帰りの主婦、初老の夫婦・・・
ここはたくさんの乗客で賑わっていました。
たぶん地元の方ばかり。
岸壁間94メートルの船旅は大盛況です。

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尻無川水門
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台風などで押し寄せてくる大阪湾の高潮から町を守るのが水門の役目。
先の木津川水門と同じアーチ式ですね。
高潮時は、このゲートがそのまま向こう側に倒れ、ダムのように水を堰き止めるようになります。

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川を渡れば、港区上陸。
いよいよ最終チェックポイントのある天保山に向かいます。

天保山
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最後になりました。岸壁間400メートルは8航路中最長。
港区の天保山と、此花区のユニバーサルスタジオを結びます。

天保山渡船場
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大阪市港区・築港

頭上に阪神高速湾岸線の天保山大橋。その真下の乗り場から約3分の船旅へ。
観光客や、USJのクルーも利用し、終始賑やかな船内です。
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船の後尾から天保山の景色をゆっくりと眺められます。
海遊館や観覧車、それに遊覧船サンタマリア号も間近で、子供たちには最も受けそうな航路ですね。

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14:05 着

これで全ての渡船を乗り継いで、8つの全てのスタンプが揃いました。笑
帰りは、此花区伝法から西区九条方面へ。

旧鴻池本店
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大阪市此花区・伝法

準大手ゼネコン、鴻池組の旧本社ビル。
白地に「赤白赤」のタイルのライン。大変個性的な意匠の洋館です。 

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安治川随道
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大阪市此花区・西九条

日本には珍しい川底トンネルの安治川随道に寄りました。
番外編のチェックポイントですね。
ここは安治川の川底を通る歩行者用通路なのですが、自転車は降りて渡れば大丈夫。
写真左の鉄橋は、開通したばかりの阪神なんば線です。

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トンネルの深さは地下14メートル。両側にエレベーターがあって、自転車ごと乗り込んで地下へ・・・

川をくぐって、エレベーターで再び地上に出ると、西区九条です。
このあと、九条の商店街をぶらぶらして、15時にゴール。

快晴の春の一日、充実した時間が過ごせました。
大阪市と渡船関係者の皆様には感謝しなければいけませんね。

この財政難の中、年間経費8億3千万もかかると指摘されている大阪の渡船。
しかし、近くに橋がなく、あっても歩行者には不便な橋の地域に住む市民にとっては、渡し舟が生活に欠かせない交通手段となっています。
いつもと同じように船に乗り、通勤、通学、買い物、病院通い・・・
大阪市の渡船。地元市民の足として、いつまでも活躍してもらいたいものです。

8か所の渡船めぐり+川底トンネルのポタリングもこれにて終了。
また行ってみたいです。今度は逆回りで。

タグ:大阪
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