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レンガ塀の内と外③ 番外編 [cycling]

神田家洋館

加古川市・加古川町本町

レンガ塀シリーズ。最後におまけ・番外編です。
ニッケ加古川工場のレンガ塀のそばにある洋館 「神田家洋館」
縦長の玄関扉や、上げ下げ窓、正面に設けられた急な階段など、他に見られない独特の意匠などから、平成16年12月10日に国の登録文化財に指定されました。

レンガとコンクリートスラブによる2階建て。
鉄筋コンクリート造りの半地下室も備えてます。
そして南側の正面玄関は半円の欄間を持つ木製の扉が取り付けられています。

あまりにも急な階段。さぞかし登るのは大変そうですね。


2Fのパステルな雨戸。内側には洋風の上げ下げ窓が・・・。
補強改修工事によりベランダは全面鉄骨で支えられています。


明治末期から大正時代にかけて築かれたこの洋館は当初、写真のように2階部分までを建て、さらにその上の3,4階部分にレンガ造の倉庫を増築したようです。
その後、正面や側面にも増改築が繰り返され、元の洋館は外から見えなくなっていました。
そして、平成15年。建物の安全性から増築部分が撤去され、ほぼ一世紀ぶりに姿を現したのです。

完全分離型2世帯住宅のようにも見えます。隣の新築の家と比べると、天井も高そうですね。

宿場町の風情が残る加古川町の本町界わい。
昔ながらの商店や町家造りの建物が並ぶ中にあって、この洋館はひときわ異彩を放っています。

地図: 神田家洋館


タグ:加古川
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